ラインで宅建の勉強

▼錯誤(錯誤の意味、錯誤無効、要素の錯誤)


まず、錯誤の意味を説明します。

錯誤とは「勘違い」や「間違い」のことをいう。
錯誤は原則無効です。

しかし例外として、表意者に重大な過失がある場合は無効を主張できず、有効です。

第三者との関係


錯誤による無効はすべての第三者に対して対抗できます。

つまり、Aの土地について、AがBに譲渡し、BがCに譲渡した場合において
Aの錯誤を理由にAB間の売買契約が無効となれば、たとえCが所有権の登記していても
Aが保護されるということになります。

錯誤無効はそれだけ強いのです。

⇒ 動機の錯誤はこちらから

錯誤の要件


動機に関する思い違いも次の3つの要件を同時に満たすとき「錯誤」として取り扱い、
表意者の保護を図られます。

1.法律行為の要素の錯誤であること
2.動機が明示または黙示に表示されたこと
3.表意者に重大な過失がないこと

それぞれについて理解しがたい部分があるので、補足説明します。

要素の錯誤


要素の錯誤とは
「思っていることと、表示したことが食い違っていて
それに本人が気づいていないことを錯誤」といいます。

たとえば、
住宅用地を買おうとして、宅建業者から重要事項説明を聞き、
自分でも調べれる限り調べたにも関わらず、住宅用地を購入したが
用地に産業廃棄物が埋まっていることが発覚し、産業廃棄物処理費用など
思っていた以上に費用がかかることが判明した場合、
思っていたことと(購入資金)と表示したこと(購入します)が
食い違っている、つまり、処理費用が別途かかるのであれば購入しなかった場合
にあたり、
さらに、購入者は自分で調べたり、重要事項説明を聞いていることから
重大な過失はないので
購入者は,売買契約を錯誤によって無効であると主張できる

明示または黙示


明示とは、相手にはっきり伝えることです。
黙示とは、暗黙のうちに意思や考えを表すこと

例えば、5カラットのダイヤの指輪を買おうと思い、宝石店に行きました。
買主が、「5カラットの指輪を買いに来ました」と言っていれば、明示したことになります。

一方、「大きいダイヤの指輪を買いに来ました」とまでしか言っていない場合において、
0.1カラットのダイヤの指輪を買った場合、
「5カラットの指輪が欲しい」という旨の黙示の意思表示があったと認められる可能性が高いでしょう。

重大な過失


将来地価が高騰すると勝手に思い込んで売買契約を締結したが実際には高騰しなかった場合、
買主に重大な過失があると考えられ、錯誤に該当しなくなります。

⇒ 心裡留保、虚偽表示、錯誤、詐欺、強迫 の詳細 はこちらから

特に重要な点は

★ 強迫と錯誤の場合のみ善意の第三者に対して対抗することができる

★ 錯誤の場合、表意者に重大な過失がある場合は無効主張できなくなる 


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