ラインで宅建の勉強

▼地役権の不可分性、随伴性、共用的性質

地役権とは、自分の土地にとって都合がいいように他人の土地を利用することができる権利のことです。
例えば、
あなたの通勤経路が公道を通るより、隣人の所有する土地を横切ったほうが近道の場合に
「ここの土地を通行にだけ使わせて!」って場合によく用いられるのが
「通行地役権」です。

地役権の設定は、利用する側の土地の所有者と利用される側の土地の所有者との間で「地役権設定契約」を結ぶのが一般的です。この場合、利用によって利益を得る側の土地を要役地(ようえきち)(上記の例でいうあなたの土地)と呼び、利用される側の土地は承役地(しょうえきち)(上記の例でいうと隣人の土地)と呼びます。

地役権の不可分性


不可分性とは簡単にいうと、分けることができない性質を言います。

地役権は要役地の土地利用向上のために承役地に設定する権利を指しています。

地役権

① 土地共有者の一人は、その持分についても、地役権を消滅させることができません
  どういうことかというと
  Aのとちに a と b が1/2の割合で共有していた場合で、
  a が自分の持分である地役権の1/2を消滅することはできないということです。
  これは地役権はその土地全体に対して効力が生じているので、
  半分だけ地役権の効力を生じさせることはできないということです。
 
② 土地の分割・一部譲渡の場合にも、地役権は原則としてその各部に存在します
  どういうことかと言うと、2つに分割したからといって、1つの土地の地役権が消滅することはなく
  両方に地役権は存在するということです。

③ 土地共有者の一人が地役権を時効取得したときは、
  他の土地共有者も地役権を時効取得します


地役権の随伴性


要益地を他人に譲渡したり、貸したり、抵当権を設定した場合、
地役権もその権利と共に存在することとなります。
これを随伴性と言います。

つまり、要益地を売買すれば、新所有者は地役権を行使することができます
また、要益地に抵当権を設定すれば、地役権にも抵当権の効力が生じますし、
要益地に賃借権(地上権など)を設定を受ければ、借地権者は地役権を行使できます

地役権の共用的性質


承益地の上に、用水地役権が設定されている場合、
重ねて、別の土地の為に用水地役権を設定できます

用水路を考えると分かりやすいですが、
自分の土地(要益地)に水路があれば、その上流を有する土地(承益地)から使用する権利があります。
さらにその下流の土地も同様なので、共用的性質があるということになります。


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