ラインで宅建の勉強

▼使用者責任と工作物責任

使用者責任


使用者責任とは、簡単にいうと、
従業員(被用者)が仕事上の業務で他人に損害を与えた場合、
従業員の使用者または監督者が負担する
賠償責任のことをいいます。

使用者責任で重要なポイントは以下の点だけです。

使用者責任のポイント


  • 被用者の行為が職務外の行為であっても、外形から見て職務の範囲内と見なされる場合は使用者も損害賠償義務を負う
  • 被用者もしくは使用者が賠償すれば、他方も損害賠償義務を免れる
  • 使用者が賠償した場合は、被用者に求償できる。
    一方、被用者(加害者)が賠償しても使用者に求償はできない

詳しく説明が必要なところは上記の表の3番目。
「使用者が賠償した場合は、被用者に求償できる」点について
どれだけ求償できるかというと、
判例では、損害の公平性から考えて、相当と認められる限度まで求償できるとしています。

工作物責任


工作物の設置に瑕疵があり、他人に損害が生じた場合について責任は誰がとるのか
というのが、工作物の責任です。

下図を見てください。
所有者が塀設置のために、請負人に対して委任し、塀を設置しました。
その後、所有者はその建物を賃借人(占有者)に貸しました。
そして、塀が崩れて、その結果、他人に被害を被ってしまいました
この場合の責任は誰が取るのでしょうか?

工作物責任の具体例

まず、占有者に瑕疵があるかどうかを考えます
a)占有者が必要な注意をしていれば、占有者は責任を免れます。
b)占有者が必要な注意をしていなければ、占有者が責任を負う。

②a)占有者が必要な注意をしていて責任を免れた場合は
文句なく所有者が責任を負うこととなります。

この責任は無過失責任で、たとえ所有者(大家)が注意をしていて
瑕疵がなかったとしても、責任を負わなければなりません。

重要なのは、被害者保護の観点から、
占有者が注意をしていれば、所有者は過失がなくても責任を負わなければならない
ということです。



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