ラインで宅建の勉強

▼法定地上権

土地と建物の所有者が同一人物の場合、
自分の土地に自分のために借地権を設定することはできません。
それゆえ、抵当権の実行により、土地と建物の所有者が異なる者となった場合、
建物の所有者は土地利用権を持っていません。

となると、土地所有者は建物所有者に対して立退きを迫られたら、
建物を取り壊さずを得なくなります。

これでは、
建物を担保としてお金を貸す人が現れず、お金の回りも悪くなりますし、
使える建物を土地所有者の欲だけで取り壊しを認めるのは社会経済上大きな損失になります。

それを回避するために法定地上権という制度ができました。

法定地上権とは


同一の所有者に属する土地・建物について抵当権の実行または強制競売が行われた結果
土地と建物の所有者が異なる
こととなった場合、建物存続のための地上権が設定したものとみなす制度です。

下図で説明するとヒロシは太郎に対して、2000万円貸し、
その担保として、太郎所有の建物に抵当権を設定してもらった。
その後、太郎は2000万円を返さないため、抵当権を実行した。(競売にかけた)
ユウキが建物を競落し、所有権を得た。
しかし、建物には土地の賃借権がないため、法定地上権が設定されたとみなされます。

法定地上権の具体例

法定地上権の成立要件


法定地上権が成立するには以下の4つをすべて満たさなければなりません。

  1. 抵当権設定時に、建物が存在しなければならない
    ⇒更地に抵当権が設定された後に、建物が建築され、競売になっても、法定地上権は成立しません。
  2. 抵当権設定時に、土地と建物の所有者は同一でなければならない
    ⇒抵当権設定時に土地と建物が同じ親族同士であっても所有者が異なっていれば、
    法定地上権は成立しません
  3. 土地と建物の一方または両方に抵当権が設定されていなければならない
  4. 競売の結果、土地と建物が別々の者に属さなければならない



⇒ 【民法 基本テキスト】 へ行く

⇒ なぜ宅建に合格できないのか? 

⇒ 無料メルマガ:1日3問過去問をわかりやすく解説するから実力が上がる!


宅建(宅地建物取引士)独学で合格するためには勉強法を身につけることが一番の近道。
これを知れば、3ヶ月でも合格できます。この勉強法の一部を上記「毎日3問」でお伝えしています!無料なので、是非参考にしてみてください!
物権