ラインで宅建の勉強

▼連帯債務

連帯債務
連帯債務とは
数人の債務者が各自独立して同一の債務全部を負うことを言います。
具体的にはどのような特徴があるかというと
  • 債権者は債務者の誰に対してでも、代金の負担部分に関係なく、債権額全額を請求できる
  • 債権者は同時に(一度に)債務者全員に対して、債権額全額請求もできる

また、連帯債務は債務者各自が債務全部を負うことから、他の債務者が何かをしたとしても、
別の債務者には影響しないのが原則
です。
これを相対効といいます。

別の言い方でいうと、
相対効とは「当事者間だけの効果」
それゆえ、他の債務者に影響を与えない
のです。

覚えて欲しい相対効の例は“承認”です。

上の例で、土地を購入した3人が代金の一部しか支払っておらず、
花子さんのみが、債務の承認をした場合、この承認は他の連帯債務者に影響を与えないので
花子さんの時効は中断しますが、太郎さん、ユウキさんの時効は中断されません。


これが原則なのですが、例外もありまして、それを絶対効と言います。

覚える際は、絶対効を覚えて、それ以外は相対効と覚えると効率的です。

絶対効とは「絶対的な効果」
つまり、誰に対しても主張できる効果のことです。
それゆえ、他の債務者にも影響を与えるのです。

覚えるべきことはこの例外である「絶対効」です。

以下の事柄が絶対効です。
弁済、相殺、混同、請求、時効の完成、免除です。

弁済・相殺


弁済については3000万円を連帯債務していて、
債務者の一人が1000万円弁済すれば、
その弁済が他の債務者に影響を与え
残債務が2000万円になるということです。


相殺については、3000万円を連帯債務していて、
債務者の一人が債権者に対して1000万円の債権をもっていて
その債権をもって1000万円を相殺すれば、
その相殺が他の債務者に影響を与え
残債務が2000万円になるということです。

混同


下図のように債務者が債権者の債権を相続すると、債務全部が消滅することを言います。
これは、「債務者が有する債務」と「相続で得る債権」が相殺されるみたいなものです。

FILE_369.jpg

ここで、債権全体を得た太郎は他の債務者に対して、もともと各自が負担していた債務額について
求償するよう求めることができます。

請求


債権者が債務者の一人に対して、
「お金を支払ってください!」と請求をすれば、その効果は
他の債務者に影響を与え、他の債務者の時効も中断されます。

時効の完成


時効の完成については、債務者の一人について時効が完成すれば
他の債務者も、時効を主張できるようになるということです。

免除


免除については、3000万円を連帯債務していて、
債権者が債務者の一人の負担部分1000万円を免除した場合、
その免除が他の債務者に影響を与え
残債務が2000万円になるということです。

これが、覚えておくべき絶対効の内容です。

その他は相対効で他に影響を与えないと考えてよいです。

注意が必要なのは「時効の完成」は絶対効であるが
「承諾」「時効利益の放棄」は相対効だということです。

非常に紛らわしいのですが、
一人の債務者が承諾して、時効が中断しても、他の債務者の時効は中断しないし、
一人の債務者が時効利益を放棄しても、他の債務者の時効の利益は消滅しない

であったりすることは、テストに出やすいところです。

連帯債務者の求償権



自分の負担部分を超えなくても求償権を有します。

連帯債務求償

上記例でいうと、債務者Bが債権者Dに30万円弁済すると、
10万円ずつA、Cに求償することができます。

連帯保証の場合、負担部分が超えない限り求償することができません。


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